体内時計は1日25時間制で、光によって、ズレを修正しています。
毎朝、強い光を浴びることで、体内時計合わせをしているため、起床してから2時間以上、暗い場所にいると、時計のズレが正せません。
その結果、現実の1日である24時間と体内時計の25時間制とのズレの1時間分、その日の夜の就寝時刻が1時間遅れます。つまり、いつもより1時間遅くなるまで、眠気が来ません。
■朝、強い光をしっかり浴びることが快眠法
快眠のためには、朝はしっかり光を浴びることが大事です。朝、起きたら、散歩して、太陽光の中を歩いてみてはいかがでしょう。
睡眠覚せいリズム障害の治療では、光を浴びる「光療法」も重要な治療法のひとつです。
しかし、明るいつもりでも、室内の照明は大した光ではありません。太陽光なら、晴れの日で約1万ルクス、曇りの日でも約4千ルクス。ところが一般的な蛍光灯は千ルクていどしかありません。
■高照度光照射装置を使う光療法
「光療法」の場合は、2500ルクス以上の光を毎日2時間浴びなければなりません。
そこで光治療には5千ルクスから1万ルクスの高照度光照射装置が使われています。
病院では、この高照度光照射装置を貸し出してくれますが、販売もされています。
選ぶ際に、注意すべき点があります。
体内時計の調整のためには、光を目から取り入れる必要があります。といっても、目に負担をかけるので光源を直接見るのではなく、強い光の中で過ごすといった感覚が適切です。
特に注意したいのが紫外線。目にとっては紫外線は負担なので、紫外線をカットした装置が理想です。
また、青色光は覚せいには役立ちますが、目には負担をかけます。青色光はふつうに含まれるていどなら心配しなくてもいいですが、海外の高照度光照射装置の一部には、青色光を積極的に発光する装置があるので、こういう高照度光照射装置は避けたほうが安全です。
自己判断で使わず、医師と相談の上、使いましょう。
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